0DRADITION 2018
大阪南港 ATCホール Cホール
15:00開場 16:00開始
BACK TO THE NEW YORK TOUR in OSAKA大会のポイント
汗ばむ陽気の中、半年ぶりにドラディション大阪大会が行われた。
前半3試合は道頓堀プロレス提供試合を皮切りにシングルマッチが行われた。
第3試合は 、24歳LEONAが若干17歳の道頓堀プロレスの若武者・菊池悠斗を相手に、スピード感のある試合を展開。
ドロップキック、ミサイルキック連発する菊池に、LEONAも串刺しドロップキックからダブルアームスープレックスで反撃。一進一退の攻防が続いたが、最後はLEONAがドラゴンスクリューから足四の字というドラゴン直伝の黄金パターンでギブアップを奪った。
第4試合は、金本浩二&田中稔の「ジュニア・スターズ」がデルフィン&Bタイガーの覆面チームと対戦。息の合ったコンビネーションで覆面タッグのラフ殺法をかわし、最後は金本のムーンサルトプレスでBタイガーから3カウントを奪った。
第5試合は越中詩郎とザ・コブラのタッグに、AKIRAと長井満也が立ち向かう。試合はコブラのドロップキックでスタート。一気に場外戦になだれ込み、客席のあちこちから悲鳴が上がる。越中のヒップも全開。長井組はコブラのマスクに狙いを定め、レフェリーの目を盗みマスクに手をかける。最後は、勝敗を度外視した長井が、レフェリーの制止を振り切りコブラのマスクを、完全に剥ぎ、反則負けとなった。
ザ・コブラの勝利テーマが流れる中、長井はレフェリーをさらに投げ飛ばし、殺伐とした幕切れとなった。
メーンは、様々な因縁が渦巻く注目の6人タッグ。ヒロ斉藤、船木誠勝、藤原喜明、長州力、藤波辰爾のレジェンドが次々と入場。最後はボブ・バックランドがファンの波をかき分け入場すると、藤原が自らロープを下げてバックランドをリングに招き入れる。一触即発の闘いが始まった。
バックランドと藤波の手四つの力くらべでは、今回初めて対戦となった両雄が、互いの力量、コンディションを確かめ合う。バックランド・藤原・斉藤組ではヒロが捕まり、藤波・長州・船木から集中攻撃を受ける。船木の強烈な蹴りを浴びせられ青息吐息となったヒロだが、船木の左腕を攻め危機を逃れる。続いてバックランド、藤原も船木の左腕に狙いを定め、執拗な攻撃を加える。レジェンド勢の緻密な駆け引きが結集した攻防の末、藤波がドラゴンスリーパーで斉藤 からギブアップを奪った。
最後の試合で黒星を喫したバックランドだ。試合後に場外で船木をアトミックドロップの体制で担ぎ上げ、フェイントをかけ放り投げると、リング上に戻り、68歳とは思えない見事な三点倒立を披露。
また試合終了後、キャプチュードが鳴り響く中、前田日明氏が登場。「60歳までやってるとは驚きです。きつい練習を続けてきた賜物。今後とも応援よろしくお願いします」とマイク。藤波が「またリングに戻って来い」と切望するも、困惑した表情で苦笑い。前田は最後にバックランドと固い握手をかわしていた。
レジェンド集結でファン大歓声の中、BACK TO THE NEW YORK ROURの幕が下りた。
試合結果
D-ガイストから
片エビ固め
胴絞めスリーパーホールド
足四の字固め
金本浩二
ムーンサルトプレスから
片エビ固め
スペル・デルフィン
長井満也
反則勝ち
(マスク剥ぎ)
越中詩郎
長州 力
藤波辰爾
ドラゴン
スリーパー
藤原喜明
ボブ・バックランド