RESULT

TATSUMI FUJINAMI 50th ANNIVERSARY


大阪南港ATCホール Cホール
13:00開場 14:00開始

THE NEVER GIVE UP TOUR PHASE-2 IN OSAKA
観衆:450人


大会のポイント

藤波辰爾デビュー50周年ツアー PHASE-2 IN OSAKA!
長州来場!最終戦12.1代々木に向けて佳境の大阪!
メイン:藤波&越中&永田 vs KENSO&MAZADA&長井
獣神Tライガーがレフェリーデビュー、暴走の長井組を掌底で一蹴!
セミ:AKIRA&吉江 vs 金本&高岩
90年代新日リングの光景がここ大阪で蘇る!

ドラディションの秋ツアー『TATSUMI FUJINAMI 50th ANNIVERSARY THE NEVER GIVE UP TOUR PHASE-2』の第2弾大会が10月30日、大阪南港ATCホールのCホールにて開催。藤波辰爾は特別レフェリーとして獣神サンダー・ライガーを招聘し、新日本プロレス時代の後輩にあたる越中詩郎、永田裕志とのトリオで長井満也&MAZADA&KENSOと対戦した。また試合後には盟友・長州力さんが登場しトークイベントを開催し、福岡大会(10月22日)に続いて、10月1日に逝去された亡き師匠・アントニオ猪木さんに10カウントゴングを捧げた――。

セミファイナル
90年代から2000年代初期にかけて、新日本プロレスで活躍した4選手がリングに勢揃いするタッグマッチ。序盤から吉江と高岩が正面衝突を繰り返したが、これは体重差で吉江が圧勝。しかし金本と高岩は素早いタッチワークとコンビネーションでヘビー級の吉江を翻弄する作戦へとスイッチした。
イライラが募る吉江は10分過ぎ、コーナーに押し込めての串刺しヒッププレスで金本&高岩を圧迫。とてつもない体重差で吹っ飛ばされてしまった金本だったが、一瞬のスキを突いて足首をからめ取るアンクルホールドで吉江を捕獲。一気に逆転勝利を狙う。
パワーの差で脱出した吉江はルー・テーズプレスで逆襲し、代わって登場したAKIRAが鋭いドロップキックとムササビプレス発射で一気に勝負をかける。しかし、これで火のついた金本も負けじとファルコンアローで叩きつければ、続けざまに餅つきボムで軽量のAKIRAを狙い撃ち。慌ててカットに入った吉江をラリアットで蹴散らした高岩は、AKIRAにもラリアットを見舞うと、必殺のデスバレーボムで叩きつけて3カウント。一進一退のタッグ対決は高岩の大暴れによって幕を閉じた。

メインイベント
藤波がまさかの「マッチョドラゴン」にて入場のサプライズ後に、今度はおなじみの「怒りの獣神」にのって特別レフェリーの獣神サンダー・ライガーが現役時と同じコスチュームにてリングイン。現役時と同じく戦闘モードに入っていると思いきや、藤波から赤白ストライプのレフェリー用シャツを手渡されると、それを着込んで試合を公平に裁くレフェリーモードへと入った。
長井組はコールと同時に藤波に襲い掛かり、そのまま試合開始のゴング。いきなりターゲットにされた藤波は長井に強烈に張り手を見舞うと永田にタッチ。永田がMAZADAを捕獲し、越中が序盤からKENSOにヒップアタックを見舞い、KENSOは越中にビンタなど一進一退の攻防が続いたまま、あっという間に15分が経過した。
長井組がトレイン攻撃で永田に集中砲火するが、冷静に反撃をチャンスをうかがう永田はジャストなタイミングでMAZADAにキチンシンクを突き刺すと、MAZADAをエクスプロイダーで投げ捨て、54歳ならではの新技「ナガタロック54」でMAZADAを捕えてギブアップを奪った。
試合後も暴走を止めない長井組は特別レフェリーまで襲撃するに至ったが、久々に「怒りの獣神」と化したライガーは、KENSOと長井に掌底を叩き込んで一蹴。レフェリー自ら勝ち名乗りを上げて、藤波とガッチリ握手を交わし場内の声援を浴びていた。

試合後のセレモニー
メイン終了後に長州力さんが登場し、盟友・藤波とともにスペシャルトークイベントを開催。笑顔の長州さんが「藤波さん、元気ですよね」と口火を切ると、藤波も「そういうあなたこそ、我々(現役選手)よりも動けそうなカラダをしてるね」と笑顔で挑発。長州さんが「(Tシャツを)脱いでやりますか?」と応えるなどの応酬が見られた。
コロナ禍におけるプロレス界の現状について、長州さんは言葉を選ぶように「まだ、みんなちょっと不安なんでしょうね。やっぱり熱い声援が欲しいですよね」と語った。
その後は、藤波辰爾がドラディション招聘を考えている選手のこと、年明けの2月21日(NOAH・東京ドーム)で引退試合を控える後輩・武藤敬司のこと、入院中の天龍源一郎さんのこと、そして10月1日に亡くなった師匠・アントニオ猪木さんの思い出など多岐にわたった。
最後は参加全選手がリングに集結したうえで、福岡大会(10月22日)に続いて、猪木さん追悼の10カウントゴングが鳴らされ、生前に録音された猪木さんご本人による「1・2・3・ダーッ!」とともに唱和。場内に猪木さんの入場テーマ曲「炎のファイター」が鳴り響いてのエンディングとなった。

試合結果

第 1 試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○ 竹村豪氏
8分13秒
K9から
片エビ固め
橘隆志 ×
第 2 試合 タッグマッチ 20分1本勝負
スーパー・タイガー
×倉島信行
12分45秒
スリーパーホールドで
レフェリーストップ
三州ツバ吉
冨宅飛駈○
第 3 試合 シングルマッチ 15分1本勝負
△ LEONA
15分00秒
時間切れ引き分け
兼平大介 △
セミファイナル タッグマッチ 45分1本勝負
吉江豊
×AKIRA
15分04秒
デスバレーボムから
片エビ固め
高岩竜一○
金本浩二
メインイベント スペシャル6人タッグマッチ 60分1本勝負
藤波辰爾デビュー50周年記念試合 PART5
○永田裕志
越中詩郎
藤波辰爾

10分50秒
ナガタロック54
KENSO
MAZADA×
長井満也

  特別レフェリー:獣神サンダー・ライガー

試合写真
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