RESULT

12月15日(火)新宿FACE 18:30開場 19:00開始
観衆:630人(超満員札止め)
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 2009年最後の興行〜Dream Impact VIが、新宿FACEで行われた。

名勝負数え唄 Revival〜初戦は長州が藤波から白星
 2009年、藤波辰爾、初代タイガーマスク、長州力がレジェンドタッグを結成し、ドラディション巡業で日本全国をまわったが、今年度最後の大会で、ついに藤波と長州がタッグで対戦。
 往年のファンが見守る中、試合はいきなり藤波vs長州でスタートした。当時に劣らない気迫でにらみ合う両者に、観客は27年前にタイムスリップ。序盤、長州が力技で藤波を押さえ込むが、藤波も顔面へのドロップキックで応戦。当時を彷彿させる打点の高いドロップキックに場内は大歓声。中盤、藤波が長州を足4の字で追い込むが、長州のパートナー初代タイガーマスクがダイビングヘッドバットでカット。藤波のパートナーであるヒロ斉藤はセントーンで加勢。しかしタイガーがパイルドライバーでヒロの脳天をマットに突き刺す。後半、藤波がコブラツイスト、卍固めと往年の得意技で長州からギブアップを迫ったが、タイガーがハイキック一撃で見事カット。すかさず長州が、ふらつく藤波に強烈なリキラリアット2連発を叩き込み、藤波から白星を奪った。
 今年最後の興行で黒星を喫した藤波だが、苦しい表情ながらも「今日はいいのをくらったよ。長州はいろんな大会でたくさん試合をこなしているし。コンディションもいいね。でも、このままでは終わらせない。来年への大きなステップになったね」と、次の対決に闘志をみなぎらせた。長州は「勝ち負けは関係ない。またドラディションのリングで彼と対戦したい」と、淡々と語った。

NWAインターナショナル・ジュニアヘビー級選手権試合
 セミファイナルでは、第22代王者・藤田峰雄が、南野タケシを相手に初防衛戦を行ない、死闘の末、初防衛を果たした。序盤は得意のラフ殺法を封印し、クリーンな攻防で勝負を挑んだ南野だったが、中盤からは激しい場外戦を展開し本領発揮。観客を巻き込んで大暴れした。藤田は南野の反則技に耐え、スワントーンボム、タイガースープレックスと、大技を連発で反撃。だが王座を狙う南野にことごとく返され苦戦を強いられる。30分経過後、最後の追い込みを開始した藤田に、南野も激しく抵抗を続けたが、33分54秒、藤田の必殺技ダウンバーストでマットに沈んだ。
 初防衛を果たした藤田は「まだまだこれから。来年もこのリングでどんどん防衛戦をして実績を積みたいです。」と、ドラディションエースとして2010年の活躍を誓った。

裏切り者は容赦しない
 長井満也、嵐&ベアー福田のタッグで、ドラディションリングを荒らしていたが、ベアーが離脱を決意。石川晋也とのタッグで長井&嵐組と対戦した。長井組は、終始ベアーに的を絞り、容赦ない攻撃を浴びせるが、ベアーも威力のあるラリアットで反撃を繰り返す。長井、嵐の一方的な攻撃にカウント2でねばったベアーだったが、最後は嵐のパワーボム、長井の陸牙の連携でマットに大の字となった。制裁を終えた長井は青息吐息のベアーに「裏切り者は容赦しない」と宣言した。

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第1試合20分1本勝負
○アレクサンダー大塚
グラン浜田
9分02秒
ジャーマンスープレックスホールド
矢野啓太×
タイガー・シャーク
 
 
第2試合 20分1本勝負
菊タロー
田島久丸
○ウルティモ・ドラゴン
16分58秒
ASAI DDTから
体固め
大原はじめ
アミーゴ鈴木
沖本摩幸×
 
 
第3試合30分1本勝負
○長井満也
9分02秒
陸牙から
片エビ固め
石川晋也
ベアー福田×
 
 
休憩
第4試合60分1本勝負
NWAインターナショナル・ジュニアヘビー級選手権試合
第22代王者
○藤田峰雄
33分54秒
ダウンバーストから
片エビ固め
挑戦者
南野タケシ×
 
 
第5試合30分1本勝負
名勝負数え唄 Revival
ヒロ斉藤
×藤波辰爾
10分15秒
リキラリアット
2連発から
片エビ固め
初代タイガーマスク
長州力○
 
 
 
 

 
DREAM IMPACT VI
 
2009年12月15日